定期的に話題に見かける、『教科書が読めない子どもたち』。
一部では「読めないのは分かった。で?」と思われる内容だとか。
個人的には、本にオチがないといけないルールなんてないし、「読めるようになる」本ならそういうタイトルつけるだろうと思っている。
ただただ筆者が面白いと思った研究結果をまとめた本なんだろうな。
いきなり話がそれてしまった…笑
今日、部門長の会話が聞こえてきた。
「わからない単語が出てきたらもう聞いてないから」
たしかに、その通りかもしれない。
まさに『教科書が読めない子どもたち』に書いてあることだ。
以前外国人を雇っていたことがあった。
「分からない単語があったら聞いてね」とお願いしたが、分からない単語があっても聞いてはくれなかった。
なぜなら、その単語が分からなくても前後の文脈で何となくそれが何なのか分かるからだ。
子供が言葉を覚えていく過程もだいたいそうなんじゃないかなと思う。
前後の文脈からなんとなくのニュアンスを把握する、似ているけどちょっと違うシーンでまたその単語に出会う、それを繰り返すうちに、いつの間にか単語の意味を理解し、いつしか自分の頭で考える時もその単語を使うようになっている。。。
部門長の「聞いてない」はまとまりすぎた表現だと思うけど、最初は意味がわからないまま一旦その単語を避けた周辺の単語で話を聞いて、同じタイミングで使われてるのを聞くうちに理解していくんだろうなと思う。
だから、理解スピードの速い賢い人や、いまは別に逆に分からなくてもいいやって思ってるのんびりさんは、一旦聞き流して次に進んでるかもしれない。
単語に限らず、文章も同じだと思う。文章の意味がわかっても、それが何を指すのか、具体的にどのような動作なのかわからないことって平気で転がってる。文章が理解できても、何するのかわからない時ってたくさんある。
大事なのは、わからない単語やわからない話があった時、「とりあえず一旦聞き流しておこう」じゃなくて、「それどういう意味っすか?」って気軽に聞きやすい環境づくりだと思っている。
だから「私は30回くらいまでなら同じこと聞いていいよ!」って言っている。
自分で宣言しておけば、同じこと何回も聞かれても自分自身が疲労しないし、聞く側も聞きやすくて仕事が滞らずに済む。
ただし、2回目聞かれたらマニュアルに追記するとか、チャットにピン留めするとか、業務の流れを変えるとか、何かしらアクションを起こしてから3回目の質問を迎えられるようにはしている。
同じこと何回も聞かれるってことは、きっと教え方かマニュアルか、仕事の流れか、何かしらが整ってない証拠だから、是正のチャンスだ。
なんでも属人化しちゃってる会社だったから、その点はすごく勉強になった。
これからもPDCA回していこう~~~\(^o^)/
(今日の学び)
学びの記録を後回しにしていると、その日学んだことを忘れるということを学んだ…
毎日記録をつけるのはやはり重要ということだ…←